斉藤 一治さんからシェア
1872年(明治5年)1月24日、「明治天皇は初めて牛肉を試食されました」。
幕末の孝明天皇まで、歴代の天皇は肉食をされていません。
私は「孝明」と「明治」の間には、大きな断絶があると見ています。
そして、1959年(昭和34年)4月10日、パンの材料である小麦粉を作る「製粉会社のご令嬢」が皇室入りしました。
2011年の総務省・家計調査によりますと、パンの消費額がご飯のそれを初めて上回りました。
日本の伝統食であります穀菜食から欧米食(肉・牛乳・卵・パン)に移行したことによって、日本人がより健康になり、病気も病人も国民医療費も減少しているのあれば、何の問題もありません。
しかし、現実には逆で、すべて、年々、増加して、人口が減少する近未来においても増加すると想定されています。
私は約15年前から玄米菜食に切替えました。
つまり、動物性蛋白(肉・牛乳・卵)の摂取を止め、精白食品(白米・白砂糖・パン)の摂取を原則、止めました。これらは病因食です。
ここではパンについて述べます。
日本で一般的に製造販売されているパンは「白パン」であり、小麦を精白して粉にした小麦粉を材料としています。精白していますので、各種栄養素、ビタミン、ミネラルが取り除かれた「カス」に過ぎません。小麦の栽培は、降雨量の多い日本の風土には原則、不適です。
つまり「身体と土(風土)とは一体」という身土不二の原則に反します。
小麦は「粒」で食べることが「不適」で、食べるには「粉」にしなければなりません。「粉」よりも「粒」で食べるほうが、生命エネルギー(氣)は豊かです。
日本の白パンは、白砂糖が含まれている点でもお菓子と一緒で、タマに、一週間に一度位は嗜好品として食べる分では影響はありません。しかし、パンが食事メニューに登場して、主食でありますご飯を上回ってしまいますと、心身の重大な危機を招きます。
後世になって、2011年が「大きな断絶」と言われないよう、穀菜食に戻りましょう。今なら、まだ、間に合います。ありがとうございます。
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