卸売市場の花形セリ人の仕事は、一円でも高く売りたいという生産者と一円でも安く買いたいという買参者の間をとりもちジャッジすることです。
高値要望が強すぎると買い手がいなくなり、買い叩きすぎると出荷者がいなくなり仕入れができない。
こうした力学のもとで「値ごろ感」が醸成されていきます。
しかし、ここに異変が起きています。
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市場外流通の拡大で市場経由率が60%台に低下してきていることです。これまでの経験則が通用しないのです。だからセリ人は相場が読めなくなっています。
なぜ市場外流通が拡大していくのか考え直す必要がありそうです。
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