せり人が勉強を始めるとき

 

 

 

市場の卸のせり人は、ある程度の仕事ができて産地に信頼されるようになると、農協の発行する雑誌に原稿依頼があったり、生産者大会などでの講演依頼がきたりします。

そういう依頼は面倒がらずに引き受けたほうがいいです。

その依頼は最初は、物知りだとか原稿書きが上手いからくるのではありません。勘違いすると火傷します。相手も日頃の人間性を見ていてメリットがあるか、ないか判断しているからです。先方様の営業戦略でもあります。しかし、その後はあなたの努力で磨きをかけていくしかありません。

そのころになり初めて大手卸のせり人の勉強が始まります。

むろんそうした依頼に無縁の卸もたくさんあります。

卸の社長ともなれば、否応もなく葬儀委員長とか祝辞のスピーチを依頼されます。

シドロモドロは最初のうちだけで場数をこなすと慣れてきます。スピーチも原稿を書くトレーニングをしておかないとスピーチ内容に深みががでません。東京青果の役員クラスになると芸達者が揃っています。それは場数を踏み鍛えられたからです。

しかし、いまは卸も余裕がなくなり後輩の指導などはできませんので若い人たちは自覚して盗み取っていくしかありません。

そうした努力は必ず自分の仕事に役立ってきますので、積極敵にチャレンジして自分を鍛えていきましょう。

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