40%前後というカロリーベースの食料自給率の低さが強調されるために、まだ混乱している生産者がいます。
しかし、野菜も果樹も生産過剰のためにもう生産拡大しないでくれというのが政策当局の艶かしい本音です。
とくに日本農業の柱である米は減反政策がとられて半世紀にちかい。
それでもまだ消費減が続き過剰基調です。
農業白書を読んでも、「生産拡大」という文言はでてきません。
「安定供給」とい言葉に変わっています。
生産額でみる自給率は70%近くと高く、さらに野菜、果樹でみると100%近く自給していると考えたほうが得策です。天候がよく出来すぎると、すぐに需給調整になるくらいです。
果樹は日本で栽培できないシトラス関係を除けば不足しているものはありません。
時期によってはいちご、トマトが幾分、需要があるためにヒートするくらいです。
供給過剰な時代では共販推進品目は、価格競争しか残されていません。
だからポイントは他人が栽培しない独特の農法で、個性豊かなもの(安心・安全)を栽培しネット販売を展開したほうが賢明です。
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