青森合同青果株式会社
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天候不順で相場持ち直すも…
青森市中央卸売市場8月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より3ポイントアップし78%に。旬別にみると71%→66%→91%と下旬に卸売価格が上昇していますが、中旬までの安値に引きずられて月計では「安い」状態。
新型コロナ感染者数の増加傾向に歯止めがかからず、緊急事態宣言等は発出期間が延長、対象地域が拡大されました。
全国知事会はお盆の帰省や夏休みの旅行を控えるよう要請、再び自粛ムードに。
一方でワクチン接種は順調に進み、中断されていた職域接種も始まり経済活動再開に向けての準備は整いつつあります。メダルラッシュに沸いた東京オリンピックは無事に終了。
アスリートの活躍に元気をもらった方も多いのではないでしょうか。
今年の8月は天候の変化が激しい月でした。
上旬は猛暑に加え大気が不安定な日が多く、二度の台風発生もあって全国的に大雨となりました。青森県の太平洋側の降水量は平年の3~4倍に達しました。
中旬は前線の停滞により西日本と東日本で長雨となり一気に気温が低下。
青森県では雨は少なかったものの平均気温が平年を3~4℃下回る涼しいお盆となりました。
天候不順でお盆明けの野菜生育にブレーキがかかり、前進出荷による出荷の谷間や産地のお盆休みも重なって入荷が激減。
相場の潮目が変わり、果菜類や葉茎類を中心に卸売価格が急騰しました。
さらに月末の「野菜の日」に向けた量販企画のための数量確保も品薄高に拍車をかけました。
しかし、9月に入ると急騰への反動で荷動きが鈍化、多くの品目で相場が反落しています。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
-
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
-
・平年より高い
(125%以上150%未満)
-
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
ほうれん草△
・平年並み
(90%以上111%未満)
里芋△、なす△、玉ねぎ▼
レタス、トマト
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
ばれいしょ△、きゅうり△
ねぎ、にんじん△
・平年より安い
(67%以上80%未満)
大根▼、白菜▼、キャベツ▼
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
ピーマン▼
・平年より極めて安い
(50%未満)
-
9月も順調な入荷が見込まれ、馬鈴薯など一部の品目を除き安値基調となりそうです。野菜相場のバロメーターといわれるキャベツは、7月中旬から平年を2~3割下回る安値が続いています。
業務需要が不振の中、主産地の群馬県産が豊作で残念ながら相場浮揚の兆しは見えません。
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感染症予防の基本は「手洗い」「十分な睡眠」そして「バランスの取れた食事」。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。
中央卸売市場では開設者である自治体と事業者が連携し「事業継続計画書」を作成しています。
生鮮食料品の安定供給体制を維持できるよう感染防止と危機管理に努めています。
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