ソーシアルメディアで青果物流通
果菜類は相場沈静化

果菜類は概ね平年並みに
青森市中央卸売市場2月の販売統計がまとまりました。
指定野菜平均卸売価格の対平年指数は前月より16ポイントダウンし130%に。露地野菜は依然として品薄高が続いていますが、果菜類は概ね平年並みに落ち着いてきました。
2月は日本海側で大雪となり、青森市の月間降雪量は平年を2割上回りました。一方、太平洋側は極端な少雨で、関東から東海地方にかけての沿岸部の降水量は直近1か月で平年の2割前後、3か月で3割前後と雨不足は深刻。露地野菜の生育に大きな影響が出ました。
一方、果菜類は西南暖地が東日本太平洋側ほどの旱魃ではなく、施設栽培ということもあって天候不順の影響は軽微で生育は順調。年末年始の不足感が解消され、多少のアップダウンを繰り返しながらも相場はじりじりと下げました。
品目別の詳細は以下の通りです。-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(200%以上)
キャベツ、はくさい・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
にんじん・平年より高い
(125%以上150%未満
ねぎ、馬鈴薯、トマト、レタス▼・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
さといも△、大根▼、ほうれん草・平年並み
(90%以上111%未満)
きゅうり、ピーマン▼、たまねぎ、茄子▼・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
-・平年より安い
(67%以上80%未満)
-・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-・平年より極めて安い
(50%未満)
-月を通して入荷が安定していた茄子。マスコミはキャベツや白菜の高値ばかりを喧伝しましたが、茄子をはじめとする果菜類の卸売価格は平年並みに落ち着いています。ちなみに、青森では長なすのほうが中なすよりも売れます。割合は8:2ぐらい。 表示を縮小
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