記録的猛暑が野菜生育に影響


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記録的猛暑が野菜生育に影響


 

 

 

 

指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月よ11ポイントアップし94%に

 

 

 

 

 

青森市中央卸売市場8月の販売統計がまとまりました。

指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月よ11ポイントアップし94%に。

長引く高温干ばつにより野菜の生育に影響が出始め、潤沢な出回りも落ち着いてきました。

相場は回復傾向にはあるものの、猛暑による需要不振がブレーキとなり力強さに欠けます。

気象庁が「異常気象」と発表するほどの猛暑は8月になってもとどまるところを知らず、青森市でも月間平均気温が観測史上第1位を記録、

これまでの最高気温を一気に2度も更新するこれまで経験したことのない凄まじい暑さとなりました。

外食産業の好況やインバウンドの増加で業務需要は旺盛ですが、猛暑による需要減退で家計消費は低調。

品薄に加え品質面への不安から小売店では特売などの量販企画を組みにくい状況に。

一向に気温が下がらないため季節を先取りする売り出しも不調。

総務省の家計調査によると、今年上半期の食品全体の支出額は前年比6.1%の増加ですが、生鮮野菜だけが前年比0.9%の減少となっています。

需給バランスで価格が形成される生鮮野菜は、生産費や物流費の上昇などのコストをストレートに価格転嫁できません。

食品の支出額が軒並み上昇し、消費者の節約志向のしわ寄せを一手に引き受けているのが野菜なのです。

野菜は値上がりしていないので、せめて「たくさん買って食べて」いただきたいものです。

また異常高温で品質が不安定になっています。

生鮮野菜は天候の影響を受けやすい商品であることをなにとぞご理解ください。

-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
 -
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
 里芋△
・平年より高い
(125%以上150%未満)
 ピーマン△
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
 ほうれん草△
・平年並み
(90%以上111%未満)
 トマト▼、なす、ねぎ△、たまねぎ△、大根△、きゅうり▼
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
 レタス▼、にんじん△、白菜▼、キャベツ▼、馬鈴薯△
・平年より安い
(67%以上80%未満)
 -
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
 -
・平年より極めて安い
(50%未満)
 -


8月中旬までは潤沢な出回りで軟調相場が続いていたきゅうり。

下旬にはなり疲れと高温による正品率の低下で入荷減少、月末の「野菜の日」の特売で引き合い強く相場上伸。

前進出荷の反動で青森県産の終了は早まりそう。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

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