青森合同青果株式会社
ソーシアルメディアで青果物流通
三寒四温
青森市中央卸売市場2月の販売統計がまとまりました。
指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月と同じ107%と平年並みでした。
入荷量が伸び悩む品目が多く、野菜の相場はおおむね堅調に推移しました。
前月の寒波の影響が残っているところへたびたび強い寒気が流れ込み、野菜の生育は緩慢に。
一方で季節外れの温かい日もあって、厳しい寒さと春めいた陽気が交互に訪れる三寒四温の春となりました。
需給は緩まず、多くの品目の相場が平年並みかそれ以上となりました。
政府は新型コロナ対策のマスク着用を3/13から個人の判断に委ねると発表。
5/8には5類への引き下げも決まり、3年におよぶコロナ禍にもついに幕引きがなされそうです。
急回復したインバウンド需要や、旅行や外食といった対面型サービスの復調で、経済活動は着実に正常化へ向かっています。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
-
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
白菜△、里芋△
・平年より高い
(125%以上150%未満)
レタス△、キャベツ、にんじん△
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
大根、ほうれん草△、ピーマン
・平年並み
(90%以上111%未満)
トマト、きゅうり、なす、たまねぎ▼
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
ねぎ▼、馬鈴薯▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
-
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-
・平年より極めて安い
(50%未満)
-
農林水産省が公表する「野菜の生育状況及び価格見通し」によると3月は「ねぎ」が安値水準で推移するとのこと。現在、関東産の秋冬ねぎは終盤となっていますが、中旬までは潤沢な出回りの見込み。
画像はJAちばみどり営農センターそうさの「ひかりねぎ」。
出荷終期ながら光沢のある美しい仕上がりで品質の安定度は抜群です。
コメント