記録的高騰

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記録的高騰

 

 

 

 

 

12月の販売統

全品目が平年値を超える全面高

 

 

 

 

青森市中央卸売市場12月の販売統計がまとまりました。

指定野菜平均卸売価格の対平年指数は前月よりさらに24ポイントアップし、過去最高の高騰率となる171%に。全品目が平年値を超える全面高となりました。

青森市は記録的な豪雪に見舞われ、正月明けの1月4日の最深積雪量131cmは、統計を取り始めた1894年(明治27年)以降、最大でした。まさに100年に一度の大雪です。一方で関東地方は晴天が続き、千葉県の銚子では月間降水量がたったの3mmに。極端な干ばつで露地野菜の生育にブレーキがかかりました。

長引く高温と天候不順により野菜は全般に作柄が極めて悪く、品薄高が続いています。クリスマスや年末年始に向けて需要が活発となり、年の瀬が近づくにつれてさらに需給が逼迫しました。貯蔵品主体の出回りとなる土物類以外は、年末に向けて相場が続伸し記録的な高値となりました。

品目別の詳細は以下の通りです。-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。

・平年より極めて高い
(200%以上)
 キャベツ△、レタス△、はくさい△、だいこん▼

・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
 ピーマン△、トマト△、にんじん、ねぎ△

・平年より高い
(125%以上150%未満)
 なす△、ほうれん草、きゅうり▼

・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
 -

・平年並み
(90%以上111%未満)
 たまねぎ、馬鈴薯△、里芋▼

・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
 -

・平年より安い
(67%以上80%未満)
 -

・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
 -

・平年より極めて安い
(50%未満)
 -

10月下旬から品薄による高騰が続くキャベツ。12月の平均卸売価格は平年の4倍まで達しました。ここ数日食品の値上げのニュースをよく目にしますが、一般食品と野菜を同列に扱うのにはとても違和感があります。野菜は需給バランスで価格が決定されるので価格は周期的に変動します。上がった後には必ず下がります。一般食品はこの先下がりますか? 一緒くたにしないでほしいです。

 

 

 

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