青森合同青果株式会社
ソーシアルメディアで青果物流通
まん延防止等重点措置全面解除
青森市中央卸売市場3月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より7ポイントアップし115%に。前月の低温干ばつの影響が残り、多くの品目の相場は堅調でした。
3月はこの時期らしく天気は周期的に変わったものの季節の進みは順調でした。
暖かい日が多く、月間平均気温が平年を超えるところが多かったです。
このため、桜の開花も平年並みか平年より早くなっています。
遅れていた野菜の生育も回復し、堅調だった露地の大型野菜の相場も下旬には緩んできました。
2月初めに10万人をこえたコロナ国内新規感染者数も緩やかなペースで減少し、3月末には3万人を下回りました。
3/22にはまん延防止等重点措置が全面解除されました。
しかし、飲食店を中心とした業務需要の回復に力強さは感じられません。
2年間の行動制限により思った以上に「家飲み習慣」が根付いてしまったようです。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
ばれいしょ、玉ねぎ
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
-
・平年より高い
(125%以上150%未満)
レタス▼、キャベツ△、はくさい△
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
だいこん△
・平年並み
(90%以上111%未満)
ほうれん草▼、ねぎ△、なす
ピーマン、里芋△、きゅうり
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
トマト▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
-
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
にんじん▼
・平年より極めて安い
(50%未満)
-
関東産から徳島県産へ産地が切り替わったにんじん。いまだに安値から脱却できません。
ばれいしょと玉ねぎが平年の2倍以上に暴騰し、セット売りなどの量販企画が組みにくくなっていることも原因。
指定野菜では唯一のお買い得品目となっていますので、ぜひ需要増進にご協力ください。
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