青森合同青果株式会社
ソーシアルメディアで青果物流通
強い寒波で相場底上げ
青森市中央卸売市場2月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より8ポイントアップし108%に。厳しい寒波で生育が停滞する品目が多く、品薄高傾向となりました。
オミクロン株の新規陽性者数は高止まりとなり、2月13日で期限が切れるまん延防止等重点措置は、18都道府県で3月21日まで延長されました。
飲食店を中心とした業務需要は不振を極め、豊作で出回り量が多いにんじんとねぎの相場低迷に拍車がかかりました。
前月に引き続きラニーニャ現象の影響で西日本と東日本では厳しい寒さとなりました。
中旬には関東平野部で降雪が、下旬には日本海側が記録的な大雪に見舞われました。
厳寒期で入荷が少なかった果菜類の相場は堅調、降雪の影響で露地の大型野菜は肥大不足や凍霜害で品薄に。全般に相場は底上げしました。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
ばれいしょ、玉ねぎ
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
レタス△
・平年より高い
(125%以上150%未満)
-
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
ほうれん草△
・平年並み
(90%以上111%未満)
ピーマン△、白菜△、きゅうり△
大根△、キャベツ△、なす△、トマト
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
里芋△、ねぎ
・平年より安い
(67%以上80%未満)
にんじん▼
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-
・平年より極めて安い
(50%未満)
-低温干ばつの影響で肥大が遅れ上旬に大きく値を上げたレタス。
高値疲れと中旬の降雨で出荷量が回復しいったん値を下げましたが、下旬からは春商材として引き合いが強まり再び相場上伸。まるでジェットコースターのような値動きです。
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感染症予防の基本は「手洗い」「十分な睡眠」そして「バランスの取れた食事」。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。
中央卸売市場では開設者である自治体と事業者が連携し「事業継続計画書」を作成しています。
生鮮食料品の安定供給体制を維持できるよう感染防止と危機管理に努めています。
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