ソーシアルメディアで青果物流通
ようやく相場沈静化
青森市中央卸売市場11月の販売統計がまとまりました。
指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より一気に23ポイントダウンし119%に。
産地の切り替えが進み品薄高が解消。9月中旬から続いていた高値もようやく落ち着きました。
11月も気温が高い状態が続き、青森市の月平均気温は平年を1.3℃上回る暖秋となりました。
しかし、月末には一気に真冬並みの寒さとなり30日は29cmの降雪を記録、一面の銀世界に。
季節の進みが早い11月でした。高温干ばつで出遅れていた秋冬産地は11月上旬の好天で生育が回復、潤沢な出回りになりました。
前月の高値への反動もあり相場は急落。中旬に気温が下がって出荷ペースがダウンすると相場は底を打ちました。
果菜類はおおむね平年並みに、肥大が進む重量野菜は出回り量十分で弱気配。
14品目中8品目が前月よりもタンクダウン。詳細は以下の通りです。
-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
-
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
たまねぎ△、ねぎ、にんじん、キャベツ
・平年より高い
(125%以上150%未満)
白菜
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
さといも
・平年並み
(90%以上111%未満)
レタス▼、トマト▼、だいこん▼、きゅうり▼、なす▼、ピーマン▼
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
ばれいしょ▼、ほうれん草▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
-
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-
・平年より極めて安い
(50%未満)
-多くの品目が大きく値を下げているなか、唯一相場上伸しているのがたまねぎ。
猛暑の影響で不作だった北海道産の貯蔵量が少なく品薄高が続いています。
この先は年末年始の手当て買いもあり強含み。
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