青森合同青果株式会社
天候不順で品薄高に(いも玉以外…)
青森市中央卸売市場の7月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年指数は前月より24ポイントアップし120%に。
7月上旬の西日本豪雨以降、東日本以西を記録的な猛暑と干ばつが襲い、北日本では低温曇天が続きました。
露地・施設を問わず生理障害や生育不良が発生し、大不作となりました。
葉茎類、根菜類、果菜類は品薄から全面高に。
過剰な流通在庫を抱えている馬鈴薯と、貯蔵品主体の販売となっている玉ねぎは依然として価格低迷中。
青森県産品が始まった馬鈴薯は平年の半値以下の相場が続いています。
△▼は前月からのランクの移動を示します。
◆平年より極めて高い(200%以上)
※該当なし◆平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
キャベツ△、きゅうり△◆平年より高い(125%以上150%未満)
にんじん△、ピーマン△、レタス△、白菜△、大根△◆平年よりやや高い(111%以上125%未満)
ほうれん草△、トマト△◆平年並み(90%以上111%未満)
なす▼、さといも▼、ねぎ▼◆平年よりやや安い(80%以上90%未満)
※該当なし◆平年より安い(67%以上80%未満)
玉ねぎ△◆平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
※該当なし◆平年より極めて安い(50%未満)
馬鈴薯夏秋野菜の播種生育期にあたる7月の天候不順は、8月以降の野菜の出荷量に影響を及ぼしそうです。
現在は出回りの回復と高値疲れから相場は弱含んでいますが、需要期のお盆を控えていることもあり、相場は周期的に変動しながらも高値基調で推移するでしょう。
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