青森合同青果株式会社からシェア
寒波の影響で生育停滞
青森市中央卸売市場の2月の販売統計がまとまりました。
国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年指数は、前月と同じく138%。
1月下旬から2月上旬にかけての低温で生育が停滞。
露地野菜の品薄が解消されず高値水準が維持されました。
品目別の平年対比は次のとおり。大根とレタスはじりじりと値を下げていますが、春商材のキャベツと絶対量不足の白菜は依然として高騰が続いています。
後続産地が出遅れている人参が上伸。果菜類は全般に落ち着いた値動きでした。△▼は前月からのランクの移動を示します。
◆平年より極めて高い(200%以上)
キャベツ、白菜◆平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
大根▼、レタス▼、にんじん△◆平年より高い(125%以上150%未満)
ねぎ△◆平年よりやや高い(111%以上125%未満)
ほうれん草▼、たまねぎ、なす△、ピーマン◆平年並み(90%以上111%未満)
さといも、きゅうり▼◆平年よりやや安い(80%以上90%未満)
トマト▼、ばれいしょ◆平年より安い(67%以上80%未満)
※該当なし◆平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
※該当なし◆平年より極めて安い(50%未満)
※該当なし気象庁の長期予報によると3月は全国的に平年を上回る気温とか。
停滞していた生育の回復に伴い、野菜の品薄も徐々に解消されるでしょう。
これまでの記録的な高値への反動が強く出そうな予感がします。
郵便料金や定価売りの一般消費財の値上がりが報道されており、出費がかさむ年度末を迎え、消費マインドの冷え込みによる需要不振が懸念されます。
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