記録的高値でした
青森市中央卸売市場の1月の販売統計がまとまりました。
国が定める「指定野菜」14品目の平均卸売価格の対平年指数は前月より10%アップの138%。年末からの流れで上旬は露地野菜を中心に相場が激しく高騰しましたが、中旬以降は高値疲れからじりじりと下げています。
品目別の平年対比は次のとおり。平年比262%となった白菜を筆頭に、大根、レタス、キャベツなどの台風被害を直接被った露地野菜が著しく高騰しました。△▼は前月からのランクの移動を示します。
◆平年より極めて高い(200%以上)
白菜△、大根△、レタス、キャベツ△◆平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
※該当なし◆平年より高い(125%以上150%未満)
にんじん△、ほうれん草▼◆平年よりやや高い(111%以上125%未満)
ねぎ△、玉ねぎ△、ピーマン▼、きゅうり◆平年並み(90%以上111%未満)
なす▼、里芋、トマト▼◆平年よりやや安い(80%以上90%未満)
ばれいしょ◆平年より安い(67%以上80%未満)
※該当なし◆平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
※該当なし◆平年より極めて安い(50%未満)
※該当なし高騰していた露地野菜の価格も徐々に下落しています。レタスの卸売価格を旬別にみると(カッコ内は平年比)、
・上旬 933円 (321%)
・中旬 552円 (225%)
・下旬 389円 (156%)着実に平年の水準に近づいています。同様の傾向は大根とキャベツにも見られます。心配された1/22の降雪の影響もさほどではなく出荷量の回復に伴って相場は鎮静化していくでしょう。
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