青森合同青果株式会社からシェア
台風被害と天候不順で記録的高値に
青森市中央卸売市場の12月の販売統計がまとまりました。
国が定める「指定野菜」14品目の平均卸売価格の対平年指数は前月より40%アップの128%。
年末年始の最需要期を品薄が直撃し相場は急騰、過去に例のない高値水準となりました。
品目別の平年対比は次のとおり。
平年比268%となったレタスを筆頭に、大根、白菜、キャベツなどの台風被害を直接被った露地野菜が著しく高騰しました。
△▼は前月からのランクの移動を示します。
◆平年より極めて高い(200%以上)
レタス◆平年よりかなり高い(150%以上200%未満)
大根△、白菜△、ほうれん草、キャベツ△◆平年より高い(125%以上150%未満)
なす、ピーマン▼、トマト△、にんじん△◆平年よりやや高い(111%以上125%未満)
きゅうり▼◆平年並み(90%以上111%未満)
玉ねぎ、ねぎ▼、里芋△◆平年よりやや安い(80%以上90%未満)
ばれいしょ△◆平年より安い(67%以上80%未満)
※該当なし◆平年よりかなり安い(50%以上67%未満)
※該当なし◆平年より極めて安い(50%未満)
※該当なし
低温で生育が遅れていた施設野菜の品薄は徐々に解消され高値疲れもあって相場は反落しています。
しかし、台風上陸時に播種・定植期だった露地野菜はさらに出回り量が減少、相場は上伸しています。
想定を超える高値から小売では売り足が止まっているものの、業務需要に支えられ超高値水準を維持しています。
出回り量が回復し価格が落ち着くのは今月末からとなるでしょう。
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