海外食料需給インフォメーション
(Global Food Supply & Demand Information)
-農林水産省政策課食料安全保障室ー
とうもろこしの収穫作業はゆっくりと進展中(米国)
Corn harvest progresses slowly in the United States.
秋も深まり、米国各地ではとうもろこしの収穫が最盛期を迎えています。
今年は、播種期に主産地の中西部で低温多雨型の天候となり、また、6,7月には高温乾燥型の天候となったことから、単収の低下が予想されていました。
しかし、米国農務省(USDA)の穀物等需給報告(WASDE)によれば、2017/18年度の米国産とうもろこしの単収は10.78トン/ヘクタール、生産量は362.7百万トンと、単収、生産量ともに史上2番目を記録する見込みとなり、5年連続の豊作となりました。
3枚の写真は、アイオワ州のとうもろこしの収穫作業の様子です。
USDA「Crop Progress」によれば、11月5日現在、米国全体のとうもろこしの収穫進捗率は70%と、前年同期を14ポイント、過去5年平均を13ポイント下回っています。
これは、市場価格の低迷を受け、多くの農家が作物の乾燥コストを最少化するため、機械による乾燥を避け圃場で自然乾燥しているためです。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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