アルゼンチンの郷土料理「タマレス」
Argentinian cuisine “Tamales”
アルゼンチンで見つけた「ちまき」のような料理「タマレス」。とうもろこしの粉を練った物の中に、挽き肉、チーズ、タマネギなどの具を詰めて、とうもろこしの皮やバナナの皮で包んで蒸した料理です。
アメリカ先住民族の料理で、アルゼンチンでは一般的におやつとして食べられているそうです。
どんな味がするのか食べてみたところ、とうもろこしの粉自体は特段の味があるわけでなく、ちょっとポソポソした感じなのですが、中に詰めた挽き肉やタマネギなどの具をとうもろこしの粉と混ぜ合わせると、非常に美味しく頂けました。日本のコメとおかずの関係のようです。
そういえば、とうもろこしの原産地は、中南米付近といわれています。
とうもろこしは、紀元前5000年頃には栽培されており、アメリカ先住民族の主食となっていたそうです。
マヤ文明、アステカ文明という古代文明の中でもとうもろこしが大規模に栽培され、両文明の根幹を成していたとのこと。
「タマレス」を噛みしめ、アルゼンチンの起源に思いを馳せた夕刻でした。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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