海外食料需給インフォメーション
-農林水産省政策課食料安全保障室ー
インド最大の米産地アンドラ・プラデシュ州にて
At Andhra Pradesh, the largest rice production state in India
インドでは、雨季にはカリフ米(栽培期間:5月~翌年1月頃)、乾季にはラビ米(栽培期間:11月頃~翌年5月)が栽培され、割合は、だいたいカリフ米9割、ラビ米1割程度となっています。
アンドラ・プラデシュ州北部のビシャカパトナムでは、2015年12月17日、カリフ米の収穫の真っ最中となっていました。小規模な農家では、刈り取った稲を束にしてほ場で天日干しをして(写真①)、その後、手作業で脱穀するそうです。
一方、同州南部のネロールでは、12月23日、ラビ米の作付けが進められていました。小規模な農家では、水牛車を使って苗の束をまいていき(写真②) 、その後、手作業で田植えを行うそうです。最近は若者が都市部での仕事に出て行ってしまうため人手不足で、農作業の日当がここ数年で3倍程度まで上昇しているとのこと。稲作農家の中には、人手がかからないエビ養殖に転換するところも増えているそうです(写真③)。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
コメント