収穫期を迎えた南半球の小麦畑
Wheat harvesting time in the southern hemisphere countries
2016/17年度の小麦は、北半球では終了しましたが、南半球では2016年10月から収穫作業が始まりました。
本日は、南半球の小麦主産地、アルゼンチンとオーストラリアの収穫の様子をお届けします。
写真上はアルゼンチンのブエノスアイレス州で一番収穫が進んでいるフニン市の小麦畑の様子です。
同州では、播種時期の大雨で、特に南部では播種作業が大幅に遅れ、生育も遅れ気味となっていましたが、その後は総じて好天に恵まれ、12月15日時点の収穫進捗率は10%と前年同期(6%)を上回っています。
写真下は豪州の南オーストラリア州で、収穫した小麦を保管倉庫に運ぶためカートに移している様子です。
左はほ場内での一時保管庫、右は収穫機の後について回るカート、中央は保管倉庫へ運ぶトレーラー用のカートです。オーストラリアでは、大半の地域では好天に恵まれていますが、9月以降、西部の一部では乾燥や降霜、東部の一部では降雨過多に見舞われ、単収や品質の低下が懸念されています。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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