雨が降るのに文句は言えない(米国カリフォルニア州)
It is hard to complain about the rainfall.
本日は、米国カリフォルニア州のカート・リクターさんの水田をご紹介します。
例年なら10月頃に収穫作業が終わるのですが、今年は11月に入ってもまだ終わっていません。これは登熟から完熟まで時間がかかったことと、完熟後に何度も嵐に見舞われたためです。
嵐で倒伏した稲は雨を吸って乾燥しにくくなっており、どんなにゆっくり収穫機を動かしても機械が詰まってしまうとのこと。水稲は完熟後に長いこと湿ったままだと穂発芽して使い物にならなくなってしまいます。
そんな状況にはありますが、リクターさんは、「カリフォルニア州は長い間厳しい干ばつに見舞われていたので、雨が降ることに文句は言えない。一番必要なのは雨が降るということで、米の収穫作業などの多くの困難はあっても、これまでの雨による貯水量の増加は喜ばしいと考えており、より多くの雨を期待している」と言っています。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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