とうもろこし栽培が可能な限界地域(スペイン)

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とうもろこし栽培が可能な限界地域(スペイン)
The margin of corn cultivation in Spain

 

 

 

スペインのとうもろこし

 

 

 

2016/17年度のスペインのとうもろこし生産量は、夏季に高温・乾燥型の天候に見舞われ作柄が悪化し、3.7百万トンと、前年度(4.3百万トン)を13.8%下回る見込みです(国際穀物理事会(IGC))。

写真は、スペイン南部アンダルシア州カピレイラ付近、シエラ・ネバダにある標高約1520メートルに位置するポケイラ谷の小さなとうもろこし畑です。

10月9日時点で、既に今期の収穫は終了しています。灌漑用水は、山頂からアセケア(Acequia)と呼ばれる用水路で引いてきます。

このアセケアは、約600年前にこの地に住んでいたアラブ人によって造られ、現在でも現役で使われています。

アンダルシア州ではこのような古い用水路が州政府の不動産遺産として約30件登録されています。

この畑は、急な勾配で、標高も高く、気候も寒暖の差が極端なため、とうもろこし栽培の可能な限界地域であると言われています。

◎需給に関する情報は、

農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」

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