シベリア西部の春小麦は収獲真っ最中
Spring wheat in the western part of Siberia is in the harvesting time.
今年のロシアの小麦生産量は史上最高の約7,000万トンとなる見込みで、冬小麦の収獲はほぼ終了し、春小麦の収穫が行われています。
本日の写真は、西シベリアのアルタイ地方の春小麦畑です。刈取後にほ場で乾燥させているところで、作柄は昨年並みとのこと。
同地域の収穫時期は8~10月ですが、年によっては雪が降ることもあります。
そのため、一旦作物を刈った後、数日~2週間程度ほ場で乾燥させるのが一般的とのこと。
この収穫方法では、乾燥して実が落ちやすくなる完熟期ではなく黄熟期に刈ることにより収穫ロスを減らし、自然乾燥も同時に行えることから、収穫に適した期間が短い地域や作物の成熟に時間がかかる地域で適していると言われています。
◎8月のロシア小麦の需給に関する情報は、「海外食料需給レポート(Monthly Report:8月)」へ
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