海外食料需給インフォメーション
-農林水産省政策課食料安全保障室ー
【いろいろな灌漑施設】
Various kinds of irrigation facilities
8月1日は水の日。水資源の有限性、水の貴重さや水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるための日本の記念日です(世界水の日は3月22日)。そこで、本日は様々な水源を活用した灌漑施設をご紹介します。
① 河川から引水
年により降水量のばらつきが大きい豪州南東部での稲作には灌漑用水が不可欠です。マレー川から引いた水は水利権者に配分され、送水量を測る測定器が各所に設置されています。また、配分の一部が売買されることもあります。
② 地下水を汲み上げ
インドでも、小麦のように乾季に栽培される作物には灌漑用水が不可欠です。小麦主産地のインド北部には、河川の他、写真のような地下水を利用した灌漑施設もあります。
③ ため池を造成
高品質な香り米の主産地、タイ北東部では、2014年にひどい雨不足となったため、2015年に近隣の農業者が共同でため池を造成しました。また、この池では食用の淡水魚も育てているとのこと。まさに一石二鳥ですね。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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