伊達家が愛した秋限定の郷土料理
鮭の煮汁を加えて炊いたご飯の上に、鮭の身とはらこ(いくら)をのせた宮城県の郷土料理「はらこめし」。
10月に阿武隈川を目指す鮭の漁が本格化し、8の字がはらこのように見えることなどにちなんで、今日は「はらこめしの日」に制定されています。
その発祥の地とされているのが伊達氏ゆかりの亘理町(わたりちょう)。
その昔、この地方を訪れた政宗公にはらこめしが献上され、これをことのほか喜んだ政宗公が側近へ吹聴したのが、世に珍重せられるに至った始まりなのだとか。
現在も家庭の味として愛され、町のソウルフードとも言われています。
旬は9月下旬から12月上旬。特に、10月下旬から11月上旬は鮭に脂がのっていて、はらこも固くなく、プリッとしているため一番おいしいそうです。
担当も先日食べましたが、政宗公の気持ちがわかった気がします。
写真提供:亘理町
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