裏がより一層キレイです
葉の表側が濃い緑、裏側が鮮やかな紫色の野菜、「水前寺菜(スイゼンジナ)」。
熱帯アジア原産のキク科の多年草で、江戸時代に中国から渡来し、熊本県熊本市の水前寺町で最初に栽培されたことから、この名前が付きました。
現在では主に石川県、愛知県、沖縄県で栽培され、それぞれの地域で「金時草(キンジソウ)」、「式部草(シキブソウ)」、「ハンダマ」と呼ばれています。
暑さに強い植物で、旬は7月から9月頃。
春菊のような香りがあり、肉厚の葉と若くて柔らかい茎を食べますが、茹でるとぬめりが出るのが特徴です。
担当の地元では身近な野菜で、実家では家庭菜園で栽培していたこともあり、今の時期になると酢の物やお浸しなどに欠かせない食材でした。
東京ではなかなか見かけませんが、夏になるとふと思い出す野菜です。
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