アノミー社会へ突入で卸売市場制度も自由化へ
青果物流通は平成26年では総流通量(A)に占める市場経由量(B)は36.4%(うち野菜43.3%、果実24.1%)となっていて毎年、確実にシェアを落としているのだ。だから肝心の価格形成もできない。
これは全農が米の集荷率を4割に落としてから、急速に力をなくしてきたことと同様である。
中央卸売市場の取扱額もピーク時には4兆円近くあったが、いまや半減している。
だから中央卸売卸市場の卸売会社は平成になり、合併を繰り返してきた。
しかし、この卸の合併は事業拡大のための攻めの合併ではなく、、経営に自信をなくした経営者の守りの合併である。
だから合併してもその効果がでていなくて市場流通の衰退へまっしぐらだ。
いよいよ市場流通がダメになってきたところで卸売市場法が改正された。
消費のパイは高齢化と少子化でもう拡大はしないのだ。
だから合併しても販売力のない卸は経営改善がされず一挙に淘汰されていくことになろう。
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