昔懐かしい果実
童謡「赤とんぼ」で歌われている「桑の実」。
かつて日本で養蚕が盛んだった頃は、蚕の餌として桑が多く生産されていたため、桑畑のあった農山村では身近な果実だったそうです。
英語ではマルベリー(Mulberry)。
今はジャムやケーキなどに用いられることが多く、むしろこちらの呼び方の方がお馴染みかもしれません。
桑の実が食べ頃となるのが、6月のおよそ1ヶ月間。
ちょうど今のこの時期です。
桑の実は、ラズベリーなどと同じように小さな粒が集まって1つの果実となっていて、熟すにつれて赤っぽい色から黒っぽい色に変化していきます。
赤っぽいものは酸味がかなり強いので、生で食べる場合はよく熟した黒っぽいもの選ぶと良いそうですが、生の桑の実はとても傷みやすいため、市場に出回ることはほとんどありません。
冷凍されたものは比較的入手しやすいですが、摘んで食べることができるのは、桑の木が身近にある方だけのお楽しみかもしれませんね。
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