チャグチャグと鈴が鳴る
馬産地として名を馳せ、家族の一員として「馬コ」(馬)を大事に扱ってきた岩手県の南部盛岡地域。
そんな愛馬精神から生まれたお祭りが「チャグチャグ馬コ(うまっこ)」です。
100頭ほどの馬が、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで13kmの道のりを行進するというこのお祭り。
最大の魅力は、馬が着る色鮮やかな装束と鈴が奏でる音。
1頭当たり700個とも言われる鈴が装束に着けられ、歩くたびに“チャグチャグ”と鳴るのが名前の由来なのだとか。
さらに、首にはドーナツ型の鳴り輪が下げられますが、これはオオカミよけの名残。
広い場所だと4km四方に鳴り響くと言われています。
「残したい日本の音風景100選」にも選ばれているというその音は、6月の第2土曜日に聞くことが出来ます。
写真提供:滝沢市観光協会
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