山になるニンニク
この時期になると山に姿を見せる、行者ニンニク。
北海道から近畿地方にかけて分布していますが、北海道以外では標高の高い場所にしか生えず、収穫する大きさに育つまで5年以上かかることから、希少な山菜です。
名前の由来は、山にこもる修験者(行者)が、力をつけるために食べていたと言われていることと、ニンニクのような強い香りがすること。北海道のアイヌの文化では、その香りから魔除けとして使っていたという伝承もあります。
そんな行者ニンニク、今では栽培もされていて、醤油漬けはもちろん、写真のような炒め物や、天ぷらにしても美味しくいただけます。
ニンニクやニラのような香りの強い食べ物がお好きな方は、一度味わってみたらやみつきになるかもしれません。
写真提供:北ひびき農業協同組合(下)
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