伝統ある砂糖
3月10日は、3を「さ」、10を「とう」と呼んで、砂糖の日。
砂糖の多くは、まず黒褐色の糖みつを取り出し、結晶だけを精製して作りますが、結晶と糖みつを分けずに作る砂糖もあります。
今回はそんな砂糖の一つ「和三盆」をご紹介。
和三盆は香川県や徳島県など、主に四国地方で伝統的に作られている砂糖です。
竹糖というサトウキビの絞り汁から灰汁を取り除き、水を加えてこねる「研ぎ」という作業を繰り返して作ります。
昔はお盆を使って、3回研ぎを繰り返していたため、三盆と呼ばれるようになりました。
できあがった砂糖は、淡い黄色で粒子が細かく、まろやかな甘味があります。
和三盆は和菓子作りによく使われます。写真は和三盆を使った干菓子。
これからの春をイメージした色とりどりの干菓子は、味わうだけでなく見ているだけでも楽しめる一品です。
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