早春の和菓子
日本の七十二候では「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」。
春を象徴する鳥であるウグイスが初鳴きをする時期になりました。
この時期を代表する和菓子「うぐいす餅」は、餡を求肥などで包んで、鳥の形のように両端をすぼめ、青きな粉をまぶしたものです。
青きな粉は、普通の大豆を炒った黄色いきな粉ではなく、熟しても緑色の青大豆を炒って粉にしたもので、うぐいす粉とも呼ばれています。
黄色いきな粉とまた違った香りや味が楽しめ、広島や東北地方などでは、うぐいす餅以外でもよく使われているそうです。
旬の和菓子で季節の移り変わりを感じるのも日本ならではの楽しみですよね。
うぐいす餅を食べながら、春の声にも耳をすませてみませんか。
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