切干しから丸干しまで
茨城県の特産品である「干しいも」。
「蒸す」「切る」「乾燥させる」というシンプルな工程ながら、自然の甘みを堪能できます。
干しいもは江戸時代に現在の静岡県で誕生。
現在、全国シェアの9割を占める茨城県に伝わったのは明治時代後半のこと。
那珂湊(現ひたちなか市)で生産が開始され、農業従事者や漁業関係者の副業として定着しました。
この地で発展したのは、原料のいもの生育に適した水はけのよい土壌、乾燥した北風、低い気温で晴天の続く気候など、おいしい干しいもができる環境が整っていたからでしょうか。
店頭でよく見かけるのは、蒸して薄切りにして干す「切干し」ですが、最近はスティック状のものも人気があるようです。
個人的には、切らずに干した「丸干し」もおすすめ。オーブンなどで軽く炙って食べるのがマイブームです。
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