濃縮された味わい
寒い日が続き、温かい食べ物が恋しい季節ですが、こんな時、九州北部出身の担当Gが食べたくなるのが、福岡の「水炊き」。
鶏がらをじっくり煮込んで作られた白濁のスープに、骨付きの鶏もも肉のぶつ切り、鶏肉団子、白菜、ネギ、豆腐などを入れた鍋料理で、基本的には煮汁に味をつけず、ダイダイを絞ったつけだれやポン酢などで食べます。
その起源には諸説あり、一説には、明治時代、香港に渡って英国人の家庭で料理を学んだ林田平三郎氏が、帰国後、西洋料理で欠かせないコンソメと中国鶏のスープをアレンジし、現在の水炊きの形になったと言われています。
具を食べ終えた後、鶏のうまみが凝縮された煮汁で食べる雑炊やうどんも格別です!
写真提供:福岡市
コメント