かわいい縁起物
今日は新潟県十日町市で1月に開かれる「節季市(せっきいち)」をご紹介。
農家の人々が冬期間の副業として、ワラや竹などで作った生活用品や民芸品を持ち寄り開かれたことに由来するこの市。江戸時代中頃から始まったと言われる歴史ある市で、別名「チンコロ市」とも呼ばれます。
「チンコロ」とは、しんこ(米粉)を使い、犬や猫、十二支の動物などをモチーフにして形作られる、大きさが3cm位の人形細工のこと。すべて手づくりのため、ひとつひとつ形や表情、色使いが異なります。
福を招く縁起物として飾られたり、昔は囲炉裏で焼いて食べられたりしていたそうです。
乾燥してできるひび割れが多い程、厄を除け、幸せを呼び込むのだとか。このチンコロを目当てに訪れる方も多く、午前中に売り切れこともあるそうです。
節季市は、1月10日、15日、20日、25日の9時~16時頃に開催されます。
写真提供:(一社)十日町市観光協会
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