菜っ葉の漬物の新定番？

菜っ葉の漬物の新定番？

菜っ葉の漬物というと、野沢菜漬けや高菜漬けなどが有名ですが、「しゃくし菜漬け」をご存じでしょうか。

材料のしゃくし菜は、雪白体菜(せっぱくたいさい)とも呼ばれ、中国原産の野菜で白菜やチンゲン菜の仲間です。

埼玉県秩父地方では古くから栽培されていて、形がしゃもじ(ご飯用のしゃくし)に似ていることからそう呼ばれています。秋頃から収穫が始まり、漬け込んだ物が今頃出回り始めます。

しゃくし菜の特徴である白くて太い根元が、他の菜漬けとはまた異なるシャキシャキとした食感を生みます。

塩辛くなく程よい酸味と塩気で食べやすいので、漬物を好まない人にもおすすめです。

元々は秩父地方の各家庭で親しまれていた郷土料理でしたが、地元企業が商品化したことをきっかけに、じわじわと人気を集めているしゃくし菜漬け。

お取り寄せもできるので、ご飯やお酒のお伴にいかがでしょうか。

写真提供：ちちぶ農業協同組合（上）