寝ると変身!
爽やかな辛さで和食の薬味に欠かせない野菜といえば、ショウガ。
晩秋のこの時期、露地栽培のショウガが収穫期を迎えています。
4月頃に種ショウガを植え付け、夏に大きく育ったショウガは、10~11月頃に地上の茎や葉がしなびてきた頃が収穫の目安です。
気温が15℃を下回ると生長が止まってしまい、さらに霜が降りてしまうと茎が枯れ、根茎のショウガも傷んでしまうため、霜が降りる前に急いで収穫するのだそうです。
収穫したてのいわゆる「新ショウガ」は、茎の付け根がピンク色である以外は全体的に薄い黄色で、繊維が柔らかく、あまり辛みはありません。
しかし、温度14~16℃湿度90%程度のショウガの貯蔵に最適な場所に数ヶ月間置いておくと、色も薄茶色になり、繊維がしっかりと形成され、辛みが増します。こうすることで、皆さんがスーパーなどで一年中見かけるおなじみの「ショウガ」になります。
ちなみに新ショウガは、薬味ではなく、主にお寿司に欠かせない甘酢漬けなどに用いられます。
寝かせることで風味も用途も変身するショウガです。
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