門外不出の味
今年もかなり肌寒くなってきました。
こうも寒いと、仕事の帰り道や帰宅後、ついアルコールで温まろうとしてしまう担当Gですが、本日は、これからが旬のレンコンを使った料理で、つまみにもなる「からし蓮根」をご紹介。
熊本の郷土料理として有名ですが、その始まりは江戸時代の初め。肥後細川藩初代藩主、細川忠利は病弱で食が進まなかったことから、当時の文献に「増血剤」としての効果があると書かれていたレンコンと、食欲を増す効果のあるからしを組み合わせて作られたと言われています。
その結果、忠利は体が丈夫になったそうですが、一方でからし蓮根は熊本藩秘伝の栄養食として門外不出とされていたため、自由に食べることができるようになったのは明治維新後とのこと。
口に入れるとツーンとくるからしとレンコンのサクサクした歯ごたえがたまりません。
これからの季節、焼酎のお湯割りと一緒にいただくと、一層、美味です。
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