和食文化を支えてきました
今日は「11(いい)8(は)」の語呂合わせから、「刃物の日」です。
日本の食文化とともに発展してきた包丁についてご紹介します。
現在、最も家庭で使われているのは「三徳(さんとく)包丁」です。
これは、肉・魚・野菜の3種の食材に使えることから「三徳」と呼ばれます。
他にも野菜を切るための「菜切り包丁」、魚をさばくための「出刃包丁」などは、お持ちの方も多いのではないでしょうか。
また、刺身を切るための「刺身包丁」は、素材の組織細胞をつぶさないで一気に引き切り、切断面が綺麗になる和包丁の代表で、プロ用のものは刃渡りが30㎝を超えるものもあります。
和食では、うどんやそばを切るための「麺切り包丁」や、巻き寿司・押し寿司専用の「寿司切り包丁」など、用途によって使い分けるため、非常に奥深い世界が広がっています。
さらに、「うなぎ裂き包丁」のように、背開きにしやすい「関東型」、腹開きにしやすい「大阪型」など、地域によって異なる形状をしているものもあります。
最近では、その切れ味の鋭さから、海外でも人気があるとのこと。日本人の高い技術力と繊細さの結晶ですね。
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