風流の秋
ムラサキシキブは、各地の雑木林などで自生している植物です。
学名(Callicarpa、ギリシャ語で美しい果実、の意味)が示す通り、秋に光沢のある美しい紫色の実をつけるのが特徴です。
植えるだけで自然の趣や和を表現できることから人気があり、庭園や坪庭などに植えられているのを見ることができます。
元々はヤマムラサキ、タマムラサキなどと呼ばれていましたが、紫色に色づく果実の優美なさまから、平安時代の女流作家、紫式部にちなんでムラサキシキブと呼ばれるようになりました。
一方、ムラサキシキミ(シキミ=実がたくさんなる)が訛ったという説もあります。
読書の秋、食欲の秋と何をするにも適した季節です。
ゆっくりと庭園を散策して、風流の秋を楽しんでみてはいかがですか。
コメント