インテリアにも使えます

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インテリアにも使えます

 

 

 

コンプラ瓶

 

 

 

明日は、古代日本での陶器の呼び名「陶瓷(とうし)」と「10」「4」の語呂合せにちなんだ「陶器の日」。

今回はこの日にちなみ、陶磁器と、一昨日ご紹介した醤油にまつわる話をご紹介します。

海外での和食人気の高まりとともに、日本からの醤油の輸出が増えていますが、実は江戸時代から輸出されていたことをご存じでしょうか。長崎の出島からアジア諸国、遠くはヨーロッパまで輸出されていましたが、その際、「コンプラ瓶」とよばれる陶磁器に入れて運ぶことがありました。

栓をした後にコールタールで密封できたため、中身の劣化を防ぎつつヨーロッパのような遠いところまで運ぶことができたとのこと。

「コンプラ」とは、ポルトガル語の「Comprador(コンプラドール)」の略で、「買い手」や「仲買人」という意味。当時、出島の外国人と日本国内の商人を仲介した仲買商人のことを「コンプラ商人」と呼んでいたことから、その名が転じて名付けられたと言われています。

この瓶は、有名な陶磁器の産地で、出島にも比較的近い長崎の波佐見で作られました。それもあってか、ロシアの文豪トルストイが書斎で一輪挿しとして置いたとのエピソードも。

今でもインテリアとして人気があり、波佐見町では、毎年8月に開催される「波佐見夏まつり」の際に「コンプラ灯篭」を灯しています。淡く光る瓶がうっすらと周りを照らし、きれいですね。

写真提供:キッコーマン国際食文化研究センター(キッコーマン株式会社所蔵:左下)、長崎県波佐見町観光協会(右)

 

 

 

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