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甘い醤油
10月1日は「醤油の日」。
これからが原料となる大豆が収穫される季節。
また、10月は干支で10番目の「酉(とり)」にあたり、この字が醸造物を入れる「甕(かめ)」の形からできた象形文字(画像上参照)でもあります。
そこで、醤油業界は、「最も古い日本の調味料」である醤油のすばらしさをより広めるため、平成13年10月にPR事業を立ち上げるとともに、その翌年に醸造と関係の深い10月の初日を「醤油の日」としました。
醤油は、気候などの違いから、関西では淡口醤油、東海ではたまり醤油、九州ではいわゆるさしみ醤油など、地域によって好まれる種類が違います。
特に、九州のさしみ醤油は甘いことから、なじみのない方は戸惑ってしまうことが多いのではないでしょうか?
甘い理由としては、①九州では昔から砂糖が入手しやすく甘い味が好まれた、②九州は気温が高く体力を消耗することから甘辛い味を欲した、③九州でよく飲まれる焼酎は日本酒と違って糖質がなく辛口で、その肴には甘い味付けのものが合ったという説があります。
さしみ醤油は白身魚やイカの刺身と相性抜群ですが、脂が乗った「光り物」の刺身にもとろみがついた醤油がしっかりと乗って大変美味。だんだん寒くなってくるこの時季、九州出身の担当Gとしては、今が旬のカンパチやサバの刺身を焼酎のお湯割りと一緒にいただくのがオススメです。
画像提供:しょうゆ情報センター(上)
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