海にはいません
クセのない淡白な味とコリコリした歯ごたえが特徴のキクラゲ。
名前に「クラゲ」が入っていますが、キクラゲ科キクラゲ属の菌類、つまりキノコの仲間です。
世界中に分布しており、広葉樹の枯れ木や枯れ枝などに発生します。
流通しているものの多くは人工栽培されたもので、主に乾燥した状態で販売されていることから1年中おなじみの食材ですが、よく見ると両面とも黒っぽいものもあれば、片面は黒っぽいけどもう片面は白っぽいものもあります。
これは種類が違うためで、前者はキクラゲ、後者はアラゲキクラゲです。
キクラゲはやや柔らかく酢の物やサラダに向いているのに対し、アラゲキクラゲはやや肉厚でより歯ごたえがあるので炒め物などに向いています。
なお、キクラゲによく似た姿で全体が白い色のシロキクラゲは、キクラゲと同様の味と歯ごたえで中華料理のスープなどに用いられていますが、こちらはシロキクラゲ科シロキクラゲ属で、キクラゲとは別の種類のキノコです。
ちなみにキクラゲの旬は初夏から初秋。あまり見かけないかもしれませんが、ちょうど今頃の時期は生のキクラゲが出回っています。
水で洗ってから30秒ほど茹でればすぐに使える上に、乾燥キクラゲを水で戻したものよりプリプリしていて美味しいです。
担当はシンプルに卵と炒め合わせるか、塩焼きそばの具にするのが好みです。
写真提供:あきた森づくり活動サポートセンター
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