カレーのルーツ
夏らしい暑さが戻ってきました。
そんなとき、食べたくなるカレー。
汗をかきながら、一気にかき込み、最後に水を飲み干す。
想像しただけでたまらなくなるのは、担当Mだけでしょうか。
やはりカレーといえば、インドといった暑い国のイメージですが、日本へはイギリス経由で伝わっていたことをご存じですか。
もともとインドにはカレー粉がなく、作る度に複数のスパイスを混ぜ合わせ、すりつぶすなど、大変手間のかかる料理でした。
18世紀に入り、イギリスがインドを統治していた頃、カレーはイギリス本土へ伝わります。
これに注目したイギリスの会社が、スパイス調合等の手間を省き、家庭でも調理しやすいよう、19世紀初頭に開発・商品化したものが世界で初めてのカレー粉です。
日本には明治時代の文明開化期に、調理法とともにカレー粉も上陸しました。
その後、カレーは軍隊食やクラーク博士で有名な札幌農学校での食事に採用され、それを皮切りに、国内に広く浸透し、独自の進化を遂げたライスカレーという「日本食」をも生み出していくことになります。
今では、日本で一般的な食事となったカレー。
各地の食材を生かし、様々なバリエーションがありますが、みなさんのオススメはどんなカレーでしょうか。
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