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かぐわしい賞状
「いにしへの 人の植ゑけむ杉並木 ランナー集う 夏は来ぬらし」これは万葉集の和歌のパロディですが、スギは古くから植えられています。
栃木県にある日光杉並木は、1625年から徳川家の家臣だった松平正綱、正信親子により、二十数年かけて植栽されました。
日光街道など3つの街道からなる全長37kmに約12,350本が連なり、日本で唯一、国の特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けている文化遺産です。
この貴重な杉並木をコースに取り入れ行われているのが、日光杉並木マラソン。
第12回となる今年は、明日8月6日(日)に開催されます。夏真っ盛りで厳しい日差しを杉並木がさえぎって、作り出される日陰の恩恵とおよそ四百年の歴史を感じながらランナー達は走ることができます。
上位入賞者には特製の杉板賞状も贈呈されるので、春先には花粉症で辛い思いをした人もこの時ばかりは感謝することでしょう。
また、あらためて木製品の素晴らしさに気付くことになるかもしれませんね。
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