日本農業新聞の調べによると、10日の卸売価格は野菜主要14品目(円/1kg)127円で昨年比83%、同様に果実は447円で118%、切り花主要15品目(円/1本)は44円で86%と果実は単価高に救われているものの野菜、切り花は暴落している。
とりわかニンジンは77円、63%と再生産価格もままならない状況。生産者の悲鳴が聞こえてきそうだ。
今朝の青森県合同青果の篠崎社長はフェイスブックでニンジンの需要喚起を訴えていた。
しかし青果物の流通においては、相場の乱高下は毎度のことで泣き笑いの繰り返しだ。
ところで市場の華形職種であるせり人は出荷が始まったときにいくら高値で販売できても出荷量が少ないので商売にはならない。
あからせり人のほんとの実力者の見せどころは、出荷最盛期で同僚が悩みきってどうにもならない時にいかに荷物を捌けるのかが勝負どころとなる。
たとえばニンジンが価格低迷なら、東京競馬場に電話で押し込めるくらいの芸当ができないと話にならない。そのためには、日頃のソーシアル活動が物をいうのだ。
競馬の馬券研究だけでは余りにも能がないではないのか。厩舎にコネクションをつくりて融通を効かせてもらえるかどうかが必要だろう。なにも競馬場だけではない。加工業者を緊急でいかに動かせることができるかどうかが決め手となる。
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