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桜色の魚
桜前線は北上を続け、まもなく山形や秋田に達する見込みです。
本日は名前に桜を冠した魚「サクラマス」をご紹介。
サクラマス(写真上)はサケ科の魚で、サケと同じように川の上流で生まれ、その後、オホーツク海や日本海を回遊して成長した後に、産卵のために生まれた川へ戻ってきます。
桜の咲く頃に日本の沿岸部に姿を見せることや、身の色が桜色であること(写真左下)、産卵期が近づくと体が桜色になることから、この名がついたと言われています。
不思議な習性をもっており、川の上流で生まれた稚魚にはそのまま川に残るものもいて、それが成長すると「ヤマメ」(写真右下)になります。
サクラマスとは見た目や大きさがだいぶ違いますが、元は同じ魚です。
サクラマスは漁獲量が限られ、気軽に食べられるものではありませんが、日本近海で獲れるサケ・マス類の中では最高級の味とのこと。
ぜひ、桜が咲く時期に味わいたい魚ですね。
写真提供:おいしい山形推進機構(上)、岩手県水産技術センター(右下)
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