お雛様をしまう前に
今日はひな祭り。雛飾りは早く片付けないと婚期が遅れるという言い伝えもあり、明日片付けよう、という方も多いと思います。
その昔、江戸では雛飾りを片付ける際におそばを供える「雛そば」という風習があったのをご存じですか。
雛そばは、3月3日または4日に雛壇に供えるもので、年越しそばと同じように、そばは長く伸びることから長命を祈る意味や、雛飾りをしまう際のお清めの意味があったそうです。
供えるのは、初めは普通の盛りそばだったのが、時が経つにつれ豪華になり、菱餅と同じ3色のものや5色のものも出てきたようです。もちろん供えた後は家族みんなで美味しく食べたとのこと。
担当は記事を書くに当たってこの風習を初めて知りました。日本の行事と食の結びつきは奥が深く、こういった話も子ども達に引き継いでいきたいですね。
コメント