なぜ野菜摂取は一日350gが目標値なの?

原三郎先生の老化防止の野菜

 

 

 

 

なぜ野菜摂取は一日350gが目標値なの?

 

 

 

原三郎さんのプロフィール

 

 NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.

 

 

 

野菜を」もっと消費しよう

 

 

 

「野菜を1日350g食べましょう」。

これは、青汁の宣伝の中にも出てくる言葉ですが、れっきとした厚生労働省のお言葉です。

なぜ、350gなのか、循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病及びがんの予防循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病及びがんの予防に不可欠なカリウム,食物繊維,抗酸化ビタミンを適量摂取するために最低限必要な量が350gだったようです。

農林水産省も1日350gって言ってますね。

でも、農林水産省は野菜を作る側ですから、350gぐらい食べてよって切実な思いがこもっているように思えますね。

現代の日本人は、1日に350gの野菜が必要なのに290gぐらいしか食べていないんです。1日60gほど不足しています。理想の350gより20%も少ない量しか食べていないんですね。

でも、大規模なビタミン不足、カリウム不足が原因で大規模疾病が発生しているわけではないのです。つまり、ビタミン類やカリウムは十分足りているのではないでしょうか。

では、350gとは何の目標値なのでしょうか。野菜の効果のもう一つの重要な点は、野菜に特徴的に含まれている食物繊維の効果との関連を示しているように思えます。

食物繊維を消化する能力を人間は持っていませんので、食物繊維はすべて大腸へ直行します。そして、腸内細菌に食べられて、短鎖脂肪酸が生産されて大腸内が酸性になり、乳酸菌がはびこり、彼らが作る乳酸から水素が生産され全身に充満します。

この水素が、糖化タパク質や活性酸素によってすべての臓器・組織でひそかに進む隠れ炎症の亢進を未然に防いでくれます。

この水素による隠れ炎症の防御によって、循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病及びがんの予防循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病及びがんの発生が低く抑えられるのです。

つまり、350g食べれば、生活習慣病やがんは減る、もっと野菜を食べればもっと減るってことなんですね。

頑張って、350gなどと言わずに500gを目標に野菜を食べましょう。

きっと、身体にとって良いことがありますよ。

桑の葉の乾燥粉末1gが、野菜100gにも匹敵する力を発揮することを覚えていてください。

野菜と桑葉粉末、合わせれば、もっと効果を発揮しますよ。

 

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