巨大しめ縄をご覧ください
年の瀬も押し迫ってきました。新年を迎えるに当たり、しめ縄やしめ飾りを用意されるご家庭も多いのではないでしょうか。
本日は、現在、出雲大社の神楽殿にかけられている、長さ13.5m、重さ4.5tの「大しめ縄」をご紹介。
島根県飯南町では、地元産の稲わらを使用し、手作りでしめ縄生産を行っています。
写真の大しめ縄は、平成23年4月のわら専用稲の田植えから始まり、7月にわらの青刈り、11~翌3月にかけて選別・調整が行われ、3~7月にかけて製作されました。
平成24年7月に出雲大社に奉納されるまでに、1年4ヵ月を要しています。
より合わせる前のわらの束は、意外とやわらく、軽く感じるそうです。二本の束を左右に分けてより合わせ、常に中心に木の棒を挟んで、左右均等を確認しながらねじっていきます。
力仕事というよりも、正確さとバランスと忍耐力を求められる、繊細な作業です。
また、より合わせて締めていくと、どんどんかたくなり、叩いてもビクともしない、みっしり詰まったしめ縄になっていきます。
製作には延べ1000人程度の方が関わりました。
出雲大社へご参拝の折には、飯南町のわらの傑作を是非ご覧ください。
写真提供:島根県飯南町
コメント